家族で武道館を借りて、稽古しました。うちの家族は剣道一家です。若い人にはやっぱりかなわないです。久しぶりですし。ちょっと動くとアキレス腱が痛む、いつもの癖がやはり出ました。ムキになったり、無理をしたりは禁物です。
娘が小学生で、わたしがまだ五段だった時のこのような写真が、うちの冷蔵庫に貼ってあります。その時も、娘の方がいい構えです。彼女に勝てないわけです。その当時よりはわたしの構え、マシになっているのですが、こうやってみるとまだまだだなあと思います。どうみても娘の方が強そう。
昔は誰との稽古でも相手よりよく動いて、基本打ちからしっかりフルに稽古を仕上げるのが当たり前でした。今回は、おそらくどこかが痛くなるだろうと思い、わたしは独り、居合から始めました。居合では、まだどこかが痛くなるほど振ることはできないので、身体を壊すことはありません。雲龍、制定をこなして、ほぐれたところで合流。基本打ちを始めて10分。「ピキっ」、左アキレス腱の踵骨付着部位に違和感。わかりました。きた。
体操の寺本さんは違和感を感じたらすぐ練習をやめるべきだと発言していました。何度かアキレス腱を手術されていたと思います。あの時、違和感の段階でやめておけばと思いますとのこと。わたしももうこの2年くらいはこの繰り返しです。コロナのおかげでアキレス腱を断裂させずに済んでいる状況です。すぐにやめるには未練があり、せめて早々に互角稽古に移り、無理せず素直に打たれて短く締めました。
「ピキっ」ですぐ稽古を中止できるようになるのはまだ無理でした。が、身体は限りある資源。大切に、大きな故障なく、長く無事に使いたいと思います。今回はせめて、ムキにならず、早めに引き上げられたので、痛みは数日でひき、10日で圧痛もほぼない状態に復活できました。よかった。身体の警報が鳴ったらすぐ退散、大切ですね。